2016年4月1日金曜日

倉庫での組み立て作業

勤め先の会社で90年代に一番大変だったのは、BtoC(一般消費者向け)商品の展開を行って、通販で在庫を捌いた時だった。

元々業務用の商品を扱う会社だったので、低価格で大量に商品を個別管理し、梱包、発想をするというのにどのくらいコストがかかるものかをわかっていなかったのだ。

性格には計算よりずっと大変である事が、やってみて初めて分かったのである。

なによりも大変だったのは、その商品はパーツで輸入している為、倉庫で再度パッキングして出荷しなくてはいけない点だ。

単純に在庫管理だけでなく、組み立ての効率化と人員UPを行わないとせっかく注文が入っても出荷まで持って行けずにロスになる。

特に一般消費者は時間に関してシビアだ。

今は大抵の商品がクリック語24時間以内に手元に届くが、あれは恐ろしく完成度の高い物流システムなのだ。

実際、社会の人員では手に負えなくなり、アウトソーシング可能な物流倉庫を探してパッキングから発送までをすべて依頼してようやく注文に対応できるようになった。

現在は、商品のほぼすべてが物流拠点で管理するようになっているので、会社側としては管理システムの数字を見て輸入頻度を調整するだけでよくなっており、敷地内の倉庫は社内で使うものと書類の保存だけなので、倉庫跡に小さな局舎を組立してもらい、それで十分となっている。