2015年3月31日火曜日

TAMASABURO

新潟出張の時に、出向先の会社で仲の良い同い年の知人と毎度飲みに行く。

先日はまたまたお互いに夕方自由の身となってその知人の誘いで久々のパチンコに。

 なにやらスタバのような見覚えのあるロゴに「TAMASABURO」という点名が書いてあって面白いなと思ったのだが、新潟では有名な「玉三郎」というパチンコ屋なのだ。 

まあ、ずっと売っていなかったという事もあって、結果は惨敗だったが、ほんの数時間と言ったところ。 たまにやると気分転換になる。 

以前ネットで気になっていた新潟駅近くのレトロな歓楽街にも連れて行ってもらい、まあ、写真を撮影しただけだがその後はタクシーで古町へ。 

深夜まで飲んで明日も午前中に移動という事でいそいそとホテルに戻る途中、その知人がインターネットカフェを指さして「あそこもさっき言ったパチンコ屋の会社、その先の居酒屋も。」との事。

どうも、新潟のアミューズメント業界では有名な会社で本社は上越市、三井慶満さんという人がすべて取り仕切っているらしい。 

かと言ってもともとここが地元の人ではなくて、ローカル戦略として人方を拠点に大成功を収めたかなりのやり手なのだそうだ。 

私は仕事で東北地方を回ることがあるが、ローカルアミューズメントはどこも大手チェーン店に押されて苦しい状況なのを見てきている。 

それに対して新潟では、巨大資本に負けない地元ビジネスの成功例があって、これがその一端であるとすれば、今後地方活性化のビジネスヒントが隠されているような気がする。

2015年3月24日火曜日

懐かしい夜空と星

小さい頃から、星空に興味があった。

田舎町出身の私にとって、夜空は瞬く星たちでいっぱいの宝石箱のようだった。

夜空を見るだけでは物足りなくなった私は、星や宇宙に関する本を読み始めるようになった。星座の物語や、宇宙の図鑑。不思議だらけの夜空の世界に、幼いながら釘づけになってしまった。小学生中学年ぐらいになると、「ブラックホールって中はどうなっているんだろう?」など、様々な疑問を持つようになっていった。

そんなある日、車で2時間ほどのところに住んでいる叔父が、天体望遠鏡を買った。

ヨットを買ってみたり、ゲームに夢中になったり、多趣味の叔父が今度は天体観測に興味を示したのだ。

私はその話を聞いて、夏休みを利用して叔父の所に遊びに行った。

目的はもちろん新しい「天体望遠鏡」。

叔父の持っていた天体望遠鏡は小学生の私にとって、想像していたより大きいものだった。まだ昼間だったので、天体望遠鏡は家の中に保管されていて、日常生活に使う物たちに交じって、居心地悪そうに鎮座していた。

待ちに待ったその日の晩、叔父さんは家の前に観測スペースを作り始めた。

ただ天体望遠鏡を置くだけでいいのに、イスを用意したり、テーブルを出して、その上に飲み物を並べたりしていた。

なんだか夜のピクニックみたいで、心がワクワクしていたのを今でも覚えている。

実は最近、叔父から望遠鏡のコレクションを処分の為に天体望遠鏡買取のお店の手続きを代行したのだが、その時、あの懐かしい望遠鏡を私にと譲ってくれたのだ。

いよいよ天体観測の時間だ。
その日は、月などの主たる惑星を観察した。惑星の表面をこの目で見ることができる。

不思議な、神秘的な気持ちになった。
大人になった今でも、叔父さんの家に行けば、あの時の天体望遠鏡に会うことができる。
ほこりをかぶった天体望遠鏡の向こうには、あの時の夜空が待っている。

2015年3月17日火曜日

独身時代の焦り

同僚の中でまだ独身が5人もいる、そのうち2人は最近になって急に焦り始めて会社近くの結婚相談所、銀座のブライダルコンサルタントに駆け込んだそうだ。

結婚がどんどん晩婚化していっている現代だが、その中でも結婚したいけどできない人と、しようと思えばできるけどあえてしない人と、2通りに分かれている。

私は、かつて前者であり、30代を目前に焦った。

だが、周りには同年代で結婚していない友達がまだまだたくさんおり、飲みに行っては恋愛・結婚について語り明かした。その為、焦ってはいたが、そこまで真剣には考えていなかったのかもしれない。

30歳を過ぎた頃、夜な夜な語り明かした友人たちがばたばたと結婚していった。遊びに誘う友達がいなくなり、そこで本気で焦った。

行動に出たのは31歳。

それまで、自分の力でなんとかなると意地を張っていたのだが、ついに結婚相談所の登録をしてみた。費用もあり、ほんとにそんなとこで結婚相手が見つかるのかという気持ちもあり、登録費用の高い大手チェーンではないが、都内では有名な結婚相談所だった。

そこで、理想のタイプ等を紙に書くのだが、書けなかった。私は、どんな人と結婚したいのか。それがわからなかった。

結局、条件にあった人を見つけることはできなかったが、自分がどんな人と結婚したいのか、改めて考え直すいいきっかけにはなった。

婚活をするには、当たり前だが、まずは自分の理想像を持っていることが大切だと知った。

2015年3月3日火曜日

DIY失敗

平屋をdiyで塗装してみた。

一昨年、千葉の実家を自分で外壁塗装してみた。結果からいえば成功はしたが、予定の倍以上の時間がかかった。自分では二度とやりたくない、外壁塗装では信頼できる業者を探すのが一番との結論に達した。

実家が築30年の平屋のため、さすがにぼろくなってきた。見た目の問題もあるし、雨漏りの危険もあるしで、塗装を検討していた。工務店経由で外壁全部塗装して40万円ちょうどの見積もりをとっていたが、どうにも40万円が出ない。父親が定年退職して暇を持て余しているのもあって、私と父の二人で塗装することとした。父は不動産関連の仕事をしているため、何度か発注したことのある業務とのことである。自力で塗装して材料費の15万円だけでなんとかしたいと思った。

ホームセンターの塗料は不安なので、資材屋からプロ仕様のシリコン系塗料を購入、サイディング用コーキングも合わせて約15万円だった。さっそく作業に入ったが、コーキングの打ち直しが予想以上に時間がかかった。土日の二日もあればなんとかなるだろうと思っていたのが大誤算。結局五日もかけてようやく打ち終わった。その後養生に丸一日、土日だけの作業だったので、塗装作業に入るまで六日間、約三週間もかかってしまった。

ようやく塗装作業に入ったが、腕を上にあげて刷毛を使うのが思ったよりしんどい。普段事務作業なので体が悲鳴を上げていた。所詮素人なので、効率がわるい。雨どいからのパイプをはずすのは先にやっておけばいいのに、頭がまわらず、後から慌ててはずすなど手間がかかる。結局予定の2か月の倍、4か月かかって何とか二度塗りが終了した。

二人の人工代が掛かっていないので材料代15万円で済んだが、20日間の労働がかかった。差額が25万円であることを考えると、父と二人で働いた労働単価は、一人頭日当6000円程度だろうか。どう考えても8時間の重労働に見合った金額ではない。

もう一度書くが、外壁塗装はプロに任せるべきである。