ふとニュースサイトを見ていたときに、昨年の暮れだったか「MDプレイヤーの生産終了」という見出しを目にした。
ソニーとオンキョウがプレイヤーを作らなくなったというので、しまいこんであるMDに録音したオールナイトニッポンの録音をいくつか取り出して眺めていた。
90年代なので、青春時代の物というわけでもないが、独身時代の思い出が詰まっている分、中身をダビングできるならしておきたい。
リサイクルショップでプレイヤーを見かけたら買っておこうかと思って、何度か覗いてみたものの、いわゆるコンポタイプの物を見つけたくらい。
場所も取るに無駄な出費だと思っていた。
私が聞きたいのはラジオ放送などで必ずある「神回」、つまり、特別に面白かったり、ハプニングが起きた時の放送だ。
これが5本ほどあるのだが、よくよく考えてみると、MDプレイヤーを手に入れてダビングするとしたら、 74分×5本で6時間以上もかかることになる。
MDというのはデジタルなのだから、簡単にデータを織り出す方法は無いのかとも思ったが、デジタルのくせにこの使い勝手も悪さから普及しなかったんじゃないだろうかとも思えてくる。
まあ、一番の原因がアイポッドとCDRだろうが...。
そんな折、つい先週MDからCDへのダビングサービスがある事を友人から聞いて早速探してみた。
ホームページを見ると、やはり特殊な機材を使用してデジタルデータをそのまま抜き出すことが出来るようだ。
1枚480円なので2500円ほど支払えば、全部CDに焼いてくれるというありがたいサービス。
これをスマホに移して夜な夜な懐かしいラジオ番組を聞いたり、カーステレオで帰宅途中に聞くことが出来るようになる。