2015年6月26日金曜日

募集掲示板

私がネットを始めた頃はウィンドウズも98だったし、ネットが今のように現実社会で問題になったり影響を与えることになるなんて想像もつかなかった。

パソ通からインターネットに移った人も、「ネットはネット」「リアルはリアル」という感じだったし、今でこそ一大ビジネスモデルになっている出会い系サイトなんて、元は無料のメル友募集掲示板だったのだ。

それに年齢や居住地域等プロフィールを設定できる欄が増えて、スレッド化して、検索機能がついて...それでも今のようにならなかったのは、ネット民はリアルで会わないという割り切り思考が有ったからだと思う。

実際、今の出会い系サイトに相当するのはダイヤルQ2で、メッセージボックスでやり取りする形が普通。

それが変化を見せたのは、リアルのお見合いサービスやカップリングイベント(私の世代だと"ねるとんパーティー"と言った方がわかりやすいかw)の会社が大金を投じて有料の出会い系サイトを展開するようになってからだと思う。

それまでの「何となく暇つぶし」から、本当に恋人を探す為に利用するサービスにかわった。

もちろん、プリペイド式のマッチングサイトは今でも暇つぶし感覚なのが多いが、大手IT企業が出資して結婚相談所が監修している様な出会いSNSで本当に異性と交際し、結婚までしている人が居るのだから「ネットはネット」ではなく「ネットもリアル」になってきたという事を実感する。