2015年4月14日火曜日

趣味の天体観測

家族に私の趣味の一つである天体望遠鏡を何とかしてほしいと言われて、6畳間の三分の一を占領していたスペースをクローゼットに収まるくらいに小さくしなくてはいけなくなった。

泣く泣く、半分の望遠鏡や器具を処分する事になり、望遠鏡の買取り査定をしてもらう事に。

宅配便で専門買取り業者に送るのだが、詳細なリストや資料を着ければ事前に保証額を提示してくれる業者(ハイスペース)がある。

まあ、天体観測とは、望遠鏡がなければいけないというものでもない。

しかし、それにはまず大まかな星座を覚得ておかないとならないものでもある。

有名な北斗七星やオリオン座などはわかりやすい星座と言え、年に数回見られる流星群や、時折見られる彗星なども星座を目安にして探すことになる。

ある時、牡牛座流星群を見ようと思い牡牛座のプレアデス星団を探していたのだが、この星団を和名では昴と呼ぶ事に思い当たった。

更に、北斗七星はギリシャ神話ではおおぐま座であり、おおいぬ座のシリウスは天狼とも呼ばれている。

現在の星座はほとんど西欧由来となっているが、七夕の牽牛(彦星)や織姫星、オリオン座でもベテルギウスとリゲルは平家星や源氏星などとも呼ばれ、中国や日本の星の古名がある事に気付かされる。

又、先の北斗七星も中国では天帝の乗る車とされており、日本では北斗七星や北極星は北辰として信仰の対象や家紋にもなっていて星との関連が意外と深いことを思わされる。

東洋の星座となると古いものは中国の史記天官書というものがあるが、日本では野尻抱影氏が日本の星の古名をまとめた本がある。

以前に野尻氏の本を片手に日本古名の星座の同定をしたことがあるが、たまにはギリシャ神話の星座を離れ、東洋な視点で夜空の星を見てみて見るのも面白いかもしれない。